2025.11.18
大会活動紹介
大会活動紹介 第3回 関東地区協議会会員大会
和7年度 日本木青連 関東地区協議会会員大会レポート
~茨城大会 in 栃木 新たな連携の芽吹き~
令和7年10月4日(土)、小雨がしっとりと降り注ぐ中、日本木材青壮年団体連合会(日本木青連)関東地区協議会の会員大会が、栃木県宇都宮市のホテル東日本を会場に開催されました。
今年の大会テーマは「茨城大会 in 栃木」です。一見すると茨城県主催の大会のように見えますが、実は“休会していた栃木会団の復活”というもう一つの意義が隠された大会でもありました。栃木の地で再び木青の灯をともす記念すべき節目となりました。
【那須塩原駅集合から始まった学びの一日】
午後1時30分、那須塩原駅に全国各地から参加者が集合しました。小雨にもかかわらず、皆の表情は晴れやかで、久しぶりの再会を喜ぶ声があちこちで聞かれました。
大会の幕開けを飾ったのは、二宮木材株式会社の製材工場見学(14:00~)です。地元栃木を代表する製材会社である同社は、原木の仕入れから乾燥・加工までを一貫して行う高効率な生産体制を整えており、見学に訪れた会員たちはその丁寧な工程と管理体制に深く感心していました。


続いて、午後3時30分からは株式会社金平 宇都宮市場の製品市場を見学しました。木材流通の最前線に触れ、各地域の市場の特徴や課題について意見交換が活発に行われました。市場の空気に直接触れることで、木材業界を取り巻く流通の現状を実感できる貴重な時間となりました。
【二宮専務による講演「同業者連携の必要性」】
午後5時15分、ホテル東日本に会場を移し、二宮木材専務による講演会が開催されました。テーマは「同業者連携の必要性」です。専務は冒頭で、「今のままのやり方では生き残れない」と力強く語り、業界が旧態依然の体質から脱却し、企業同士が切磋琢磨することの重要性を訴えました。
講演では、同業者が連携していくための具体的な目的として以下の5点が挙げられました。
1. 旧態依然の体質からの脱却 ― 変化に対応できる柔軟な組織づくり。
2. 地域材の安定供給 ― 複数社で協力し、地域全体の木材供給を安定させる。
3. 後継者の育成 ― 若手が集まることで新たな発想や挑戦が生まれる。
4. 情報の共有 ― 技術や市場動向をオープンにし、業界全体の底上げを図る。
5. “面白さ”を大切に ― 面白くなければ続かない。前向きな姿勢が組織を育てる。
「面白さ」という言葉に会場が和やかな笑いに包まれましたが、専務の言葉には、業界を支える人々への真摯な思いが込められていました。単なる経営論ではなく、“木と人”をつなぐ信念に基づいた講演で、多くの参加者が共感を寄せていました。

【式典と懇親会 ― つながりを深める時間】
午後6時からは式典が始まり、関東地区長の野上通宏地区長が挨拶に立ちました。
野上地区長は、「この大会を通じて、参加してくださった皆さんが仕事に対して何かしらの“気づき”や“ヒント”を得てもらえれば嬉しい」と語り、学びと交流の場としての大会の意義を改めて強調しました。静かに耳を傾ける参加者の表情からは、それぞれの地域で木材業に携わる者としての誇りと責任がにじんでいました。

式典に続き、午後6時20分からは懇親会が開かれました。栃木県産の食材を使った料理や地酒が並び、終始にぎやかな雰囲気に包まれました。県外の会員同士が初めて言葉を交わす場面も多く見られ、「次はうちの地域にも来てくださいよ」といった声が飛び交うなど、まさに“連携”を体現するひとときとなりました。
懇親会の最後には、休会していた栃木会団の再始動を祝う拍手が自然と起こり、参加者全員が新たな一歩を共に踏み出すことを誓い合いました。

【新たな一歩を踏み出す関東地区協議会】
今回の「茨城大会 in 栃木」は、単なる年次行事ではなく、関東地区全体の連携と再生を象徴する大会となりました。業界が厳しい環境に置かれる中でも、木材を愛し、地域とともに歩む若い世代の情熱が確かに息づいています。
小雨の中で始まった大会は、帰り際には多くの笑顔と希望を残して幕を閉じました。
栃木の地から再び灯った“木青の絆”が、これからの関東地区、そして日本の木材業界全体を力強く照らしていくことでしょう。




木の未来を
つくる仲間へ
木材に関わる全国の若い経営者たちが集まり、交流・学び・活動を通じて業界の未来をつくっています。あなたも木青連の一員として、全国の仲間とともに木の可能性を広げてみませんか?



