2025.12.22
協賛企業紹介
令和7年度協賛企業紹介 株式会社長谷萬カスタムホームズ事業本部様
地域と山林の未来をつなぐ 長谷川萬治商店 ハセマンカスタムホームズ
長谷川萬治商店の建築部門であるハセマンカスタムホームズは、木材の調達からプレカット加工、建築、施工、引き渡しまでを一貫して担う体制を持つ、国内でも数少ない企業の一つです。木材商社としての確かな強みとネットワークを生かしながら、非住宅大型木造を中心に、地域社会や環境に貢献する多様なプロジェクトを手がけています。この一貫体制こそが、同社の品質と供給における大きな特徴となっています。

カスタムホームズが主戦場とするのは、宿泊施設やキャンプ施設、教育施設、福祉施設といった非住宅分野です。この分野への注力は、単なる市場性の追及に留まらず、木材の持つ温かさや安らぎといった価値を、より多くの人々に、より大規模なスケールで提供したいという思想に基づいています。

建築構造には、木造大断面集成材やCLT(直交集成板)といった現代の木質構造技術を積極的に採用しています。これらの技術を組み合わせることで、従来の工法では難しかったスケール感のある空間と、木材特有の温かみある空間を両立させています。

特に注目を集めているのがDLT(ダボ接合木材)です。これは、接着剤を一切使わず、木ダボだけで木材を固定する独自の工法です。この技術は、床材や壁面パネル、さらにはテーブルや家具といった造作材にも応用できる汎用性の高い製品として開発されました。DLTは、世界的建築家である坂茂氏のデザイン協力のもと、能登半島地震における仮設住宅にも採用され、その功績はグッドデザイン賞を受賞するなど、社会的な評価を獲得しています。
非住宅木造市場の拡大に伴い、同社が担当する領域は、グランピング施設から大学の施設整備、認定こども園や介護施設と幅広く、現場での施工実績は年々増加しています。木の可能性を生かした空間提案に加えて、木材調達から施工までを自社グループ内で完結していることは、顧客への大きな安心と品質の安定につながっています。

ハセマンカスタムホームズの建築事業の根底にあるのは、未来の山を守りたいという強い思いです。日本の林業は長く手入れ不足や採算の問題を抱え、それに伴い山林の荒廃や災害リスクも高まっています。川上から川下へと続く木材の流れを健全化し、森林が循環し続ける仕組みを作ることは、木材業界全体の共通課題です。
同社はこの課題に対し、木材を無駄なく使い切る仕組みの構築、特にウッドチップになる前の段階で活用できる素材開発に力を注いできました。その象徴こそがDLTです。DLTは、樹種を問わず、また大がかりな設備投資も必要としない工法であるため、地域の製材所や木材店で発生する端材や残材も、新たな価値を持ったパネルとして生まれ変わらせることができます。これは、資源の有効活用という環境側面だけでなく、地域の木材業者の収益向上にもつながる、山林への具体的な貢献活動です。
森林資源を守るという使命は、グローバルな環境問題への具体的なアクションにもつながっています。海外では既に住宅や建築物の製造工程で排出される二酸化炭素(CO2)量が評価基準となり、建物ごとの排出データが価値や資産価値を左右する時代に入りました。日本でも同様の「脱炭素建築」への動きが本格化しつつあり、木材が持つ炭素固定能力を最大限に生かす木造建築の役割は一層高まっています。
山を守り、地域を支え、木の価値を未来へつなぐ。この想いこそが、ハセマンカスタムホームズの建築に流れる一貫したテーマです。
木材の調達段階から完成まで一貫して環境負荷を低減する仕組みづくりを進めています。現場でのエネルギー削減や施工プロセスの改善にも積極的に取り組み、未来の建築基準に対応できる体制を構築しています。




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